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和歌山・かつらぎ西PAで揚げ菓子「伏兎」販売へ 祭礼用菓子をピロシキ風に

「伏兎」を手にPRする伊都観光物産センター社長の岡本寿夫さん

「伏兎」を手にPRする伊都観光物産センター社長の岡本寿夫さん

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 京奈和自動車道かつらぎ西PAのアンテナショップ(伊都郡かつらぎ町笠田東)で2月24日、開運招福の菓子「伏兎(ぶと)」の販売が始まった。経営はかつらぎ町商工会。

祭礼用菓子をピロシキ風にアレンジした「伏兎」

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 同菓子は、丹生都比売(にうつひめ)神社(上天野)の古文書に記された祭礼に供える唐菓子「ぶと」にちなんだもの。もともとは甘い菓子だが、ピロシキ風にアレンジしパイ生地で豚肉やタマネギ、春雨を包み油で揚げた。

 販売コーナーでは同神社の「花盛祭」を紹介する。明治以降に始まった春の訪れを祝う年中行事。供物には桜の花を添える。今年は4月15日に開催し、一時途絶えていた「渡御行列」を行う。

 製造元の伊都観光物産センター(丁ノ町)社長の岡本寿夫さんは「ぶとのアレンジには以前から挑戦していた。かつらぎ町特産の柿を入れるなどさまざまな味を試していた。試行を重ねている時に食べた京都のロシア料理店でピロシキが現在の味のヒントになった」と話す。「丹生都比売神社は狩猟の神を祭っているので、宮司のアドバイスでイノシシの肉を少し加えている。現代風にアレンジした伝統の菓子をぜひ味わってほしい」とも。

 価格は1個250円。販売は土曜・日曜・祝日のみ。同施設のほか、天野物産販売所でも販売する。

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