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和歌山・海南で「かいなんお菓子まつり」 菓子の祖発祥の地をPR

「かいなんお菓子まつり」の参加を呼び掛ける実行委員ら

「かいなんお菓子まつり」の参加を呼び掛ける実行委員ら

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 「かいなんお菓子まつり」が10月1日、海南市で始まった。主催は「鱧(ハモ)の街・菓子の街 海南プロジェクト実行委員会」(下津商工会内、TEL 073-492-4300)。

10月1日のオープニングセレモニーで成功祈願する様子

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 昨年に続き2回目。昨年は会場のわんぱく公園(大野中)に1万人近くが詰め掛け、入場規制を行った。今年は10月の1カ月間を「お菓子月間」と定め開催する。

 1日に行われたオープニングセレモニーでは、海南駅構内の海南市物産観光センター(愛称「かいぶつくん」)に菓子の神・田道間守命(たぢまもりのみこと)を祭る橘本神社(下津町橘本)の分社を設け、前山和範宮司が同祭の成功を祈念した。

 期間中、ケーキ店「ヒロ・マルイチ」(日方)や「菓子工房アンシャンテ」(且来)、「おかしのどんぐり」(同)など市内11店の菓子店や飲食店で「海ニャン缶バッチラリー」を開催。商品を500円以上購入し、店主にじゃんけんで勝つなど店ごとに異なる条件を達成し缶バッジを集めるとガラガラ抽選会に参加できる。

 21日は、海南駅西広場と一番街商店街で「お菓子を楽しむ日」を開催。ステージでは、田道間守命の絵本読み聞かせ、「DAGASHI(駄菓子)で世界を笑顔にする会」のチンドン演奏、菓子にちなんだ景品が当たるクイズ大会などを行う。会場には地元菓子店が出店するほか、市外から駿河屋(和歌山市駿河町)、高砂アラレ(岩出市岡田)、フルタ製菓(大阪市生野区)などが出店する。ハモやカレー、ラーメンなどを提供する飲食店も出店。9月にデザイン募集した「こんなお菓子があったらいいな!」コンテストの結果発表を行う。

 そのほか7日は、同実行委員が古式の結婚式を挙げる「紀州加茂谷たちばな結婚式」を開催。福勝寺(下津町橘本)から橘本神社まで歩く行列に一般も参列できる。14日は恒例の「橘本神社みかん祭」。最終日の31日は海南駅で菓子を配る。

 同実行委員会お菓子グループリーダーで「3時のかんぶつ屋さん」店主の野田智也さんは「昨年は、橘本神社の神様『田道間守命』が持ち帰ったミカンの原種タチバナが菓子の発祥になったことを多くの人に知ってもらえた。今年は(これを)浸透させるため、ハロウィーンがある10月を『お菓子月間』にした。菓子コンテストには小学生を中心に100通以上の応募があり、果樹生産者などの農業関係者も応援してくれたりして関わりが広がってきた。1カ月間、多くの人に菓子を楽しんでもらい、若い世代に菓子の街・海南市に愛着や誇りを持てるようにしたい」と意気込む。

 10月31日まで。

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