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和歌山・本町公園で「Kisssh-Kissssssh映画祭」 宮川博至監督が舞台あいさつ

第2回の野外上映会の様子

第2回の野外上映会の様子

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 「Kisssh-Kissssssh(きしゅーきしゅー)映画祭2020」の第3回野外上映会が10月24日、本町公園(和歌山市北桶屋町)で開催される。

会場の本町公園

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 例年9月に、2~3日間かけてさまざまな作品を上映する同映画祭。今年は新型コロナウイルス感染予防のため、観客の距離を取った野外上映会を3回に分け、開催する。Kisssh-Kissssssh映画祭2020の野外上映は今回が最終回。

 上映作品は、2018(平成30)年制作の中編映画「テロルンとルンルン」と音楽と映画のコラボプロジェクト「MOOSIC LAB(ムージックラボ)」の「眠る虫」の2本。

 「テロルンとルンルン」は、広島を舞台に社会から孤立した男女が窓越しに交流を深めていく物語。国内10都市以上の映画祭で上映され、グランプリ、最優秀短編映画賞、脚本賞などを受賞した。主演はNHK連続テレビ小説「ひよっこ」や田辺を舞台にした映画「ポエトリーエンジェル」に出演する岡山天音さんと、テレビドラマ「中学聖日記」出演の小野莉奈さん。当日は、監督の宮川博至さんが来場し、舞台あいさつを行う。

 「眠る虫」は、名前も知らない街にたどり着いた主人公・芹佳那子が体験する小さな旅を描いた物語。ぴあフィルムフェスティバル(PFF)アワード2019入選作「散歩する植物」の監督・金子由里奈さんの長編デビュー作。ムージックラボ2019の長編部門グランプリに輝いた。

 実行委員長の小川貴央さんは「『テロルンとルンルン』は、中止になってしまった昨年の映画祭で上映を予定していた作品。一年越しに上映できてとてもうれしい。『眠る虫』は、第一回の映画祭の時から継続して上映しているムージックラボ作品。今年は3回の野外上映を行ってきたが、今回が、過去の映画祭に一番近い雰囲気になっている」と話す。「両作品とも新進気鋭の監督によるもので、和歌山では見ることができない。夜間は少し寒くなってきているので、十分に防寒対策をして、熱い2作品を鑑賞してほしい」と呼び掛ける。

 18時開場、19時上映開始。チケット料金は、一般=1,000円、大学生以下=500円。未就学児入場不可、雨天延期。

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