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和歌経年間PV1位は和歌山発アパレルブランドのマスク 甘露寺は鬼滅効果で2位に

「nu」の布製マスク

「nu」の布製マスク

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 和歌山経済新聞の2020年PV(ページビュー)ランキング1位記事は「和歌山のアパレルブランド『nu』がオリジナルマスク販売 1カ月で1000枚超」だった。

ファンから応援のコメントが寄せられた甘露寺のコスプレ撮影風景

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 上半期PVランキングに続き1位となった同記事。アパレル製品の企画・販売を手掛ける「オランジェ」(和歌山市小雑賀)がスタッフ用に作成した布マスクに、購入を希望する声が寄せられ、オンラインショップで販売。1カ月で1000枚以上を売り上げ、記事公開後も注文が相次いだ。現在は「nu抗菌マスク」のほか、ガーゼ生地を使った「抗菌nuガーゼ3Dマスク」、オーガニックコットンを使った「nu抗菌オーガニックリバーシブル3Dマスク」なども展開している。

 2位は、現在公開中の劇場版アニメが興行収入288億円を突破した「鬼滅の刃」に関連する記事。作中の女性剣士「甘露寺蜜璃(かんろじみつり)」の影響で、甘露寺(紀の川市)に鬼滅ファンが訪れにぎわいを見せた。3位はテークアウトまとめサイト。各地域で同様のサイトが立ち上がり、飲食店と市民をつないだ。4位は、大型商業施設のオープン記事を押さえ、本町公園(和歌山市北桶屋町)内にオープンした「ザ・パブリック」。テラス席や芝生エリアでのピクニックなど、公園を活用したスタイルがコロナ禍で注目を集めた。そのほか飲食店のテークアウトやイベントのオンライン開催など、新しい生活様式に対応する取り組みにアクセスが集まった。

 ランキングは今年1月1日から12月10日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。ランキング上位10位は以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 和歌山のアパレルブランド「nu」がオリジナルマスク販売 1カ月で1000枚超(5/7)

2. 和歌山・甘露寺に「鬼滅の刃」ファン 紀の川市が更衣室や撮影用背景など用意(10/28)

3. 和歌山のテークアウト店紹介ウェブサイト 「EAT LOCAL」で地元飲食店支援(4/21)

4. 和歌山・本町公園にカフェ&パブ「ザ・パブリック」 芝生広場でピクニックも(7/31)

5. 和歌山・橋本の「恋のチューリップ畑」が見頃 4万本で「ハートに架ける虹の橋」演出(4/6)

6. 和歌山・岩出に「ウェンディーズ・ファーストキッチン」 全国初のドライブスルー設置(5/21)

7. 和歌山・「信濃路」がメニュー限定でテークアウト半額提供(4/16)

8. 和歌山港まつり花火大会特別番組放送へ 新型コロナによる開催中止受け企画(8/3)

9. 和歌山・片男波で「ポップロックミュージック2020」 和歌山出身の女性歌手が企画(9/17)

10. 和歌山・有田川町の菓子店「弁天堂」が85周年 シュークリームを新たな名物に(8/7)

 10位以下(11位~20位)では、南海和歌山市駅の商業施設「キーノ和歌山」や道の駅「四季の郷(さと)公園 フードハンターパーク」、総合食品センター「わかやままるしぇ」など大型施設のオープンのほか、野外上映で実施された映画祭や白浜町の飲食店が協力して開発したギフトセットなど、新たな取り組みが注目を集めた。地元で過ごす時間が増えたことで、ローカルニュース需要の高まりを感じる1年でもあった。和歌山経済新聞では2021年も地域密着で街の変化を追いかけたい。

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