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和歌山のジャイアントパンダ「楓浜」に七夕プレゼント 動画配信に3000人

ササに興味を示すジャイアントパンダの楓浜

ササに興味を示すジャイアントパンダの楓浜

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 アドベンチャーワールド(白浜町堅田、TEL 0570-06-4481)のジャイアントパンダの赤ちゃん「楓浜(ふうひん)」に7月7日、七夕のプレゼントが贈られた。

天の川に見立てて並べられたリンゴを見つけた楓浜

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 楓浜は、2020年11月22日に父パンダ「永明(えいめい)」と母パンダ「良浜(らうひん)」の間に生まれた、同園17頭目の雌パンダ。生後7カ月を過ぎ、現在の全長は90センチ、体重は13.4キロ。

 当日、ブリーディングセンター屋内運動場には、リンゴ・ニンジン・タケノコ・竹が天の川に見立てて並べられたほか、ニンジンの短冊やリンゴ・タケノコなどで飾り付けたササ飾りや織り姫・ひこ星に見立てたリンゴと若竹の人形が置かれた。

 飼育スタッフに抱かれて現れた楓浜は、織り姫とひこ星の人形に駆け寄り、好物のリンゴを見つけると4本の足で抱え込み、かじり付いた。ササ飾りや天の川にも興味を示し、元気に動き回る姿を見せた。当日は休園日で来園者はなかったが、動画配信サイトの視聴者数は3000人以上になった。視聴者からは「大きくなったね」など、たくさんのコメントが寄せられた。

 同園は1994(平成6)年、世界で初めて繁殖を目的とした飼育動物の貸し借り制度「ブリーディングローン制度」でパンダの繁殖研究を始め、中国から「永明」と「蓉浜(ようひん)」を迎えた。1997(平成9)年7月の蓉浜死後、2000(平成12)年7月7日に「梅梅(めいめい)」を迎え、ジャイアントパンダと関わる全ての人の幸せを願う「しあわせ計画」を始動した。その後、梅梅が7頭、良浜が10頭を産み育てている。

 飼育スタッフの福田陽直子さんは「楓浜は、まだ母乳をメインに飲んでいるが、柔らかいリンゴやタケノコも食べられるようになってきた。はしご付きの遊具によじ登って飛び付くなど、良浜を困らせるほどやんちゃな姿を見せてくれる」と話す。「今も良浜の竹を口に運ぶなど、食べるまねはしているが、今後は徐々に竹を食べられるようになる。成長過程が分かるので食べ物にも注目してほしい」とも。

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