学ぶ・知る

和歌山の「おにぎり作家」ゆこさんがレシピ本「毎日おにぎり365日」刊行

著書「毎日おにぎり365日」を手にするゆこさん (撮影協力=コワーキングスペース・コンセント)

著書「毎日おにぎり365日」を手にするゆこさん (撮影協力=コワーキングスペース・コンセント)

  • 11

  •  

 和歌山市在住の「おにぎり作家」ゆこさんが11月11日、おにぎりのレシピ本「毎日おにぎり365日」を自由国民社(東京都豊島区)から刊行した。

「梅と大葉のおにぎり」と「クリームチーズと塩昆布のたぬきおにぎり」

[広告]

 自身初の著書となる同書は、ゆこさんが2020年5月からインスタグラムアカウント「日々おにぎり」に投稿したおにぎりレシピに30個の新作レシピを加え、365日分のレシピを掲載する。巻末には食材からの索引を付ける。

 ライターのゆこさんが在宅ワークで、自分の昼食作りが面倒になり、食生活が荒れたことが活動のきっかけ。続けられるメニューをと考え、簡単にできるおにぎり作りを始めた。三日坊主にならないようにと、インスタグラムへの投稿を習慣付けた結果、フォロワー数1.8万人に達した。

 同書では、包丁やまな板、フライパンをできるだけ使わず、梅干しやタマゴ、ツナなど、簡単に手に入る食材を使う。ゆこさんが得意とする食材はクリームチーズで、塩昆布やふりかけ、サケなどにも合うという。おにぎりは、子どもが塾に通学する前のおやつや運転手の昼食などの需要があるため、1個で満足感が得られるボリュームも意識しているという。

 ゆこさんは「レストランなどで外食したときの食材の組み合わせからインスピレーションを得て、おにぎりのレシピが思い浮かぶこともある。いつか、和歌山のめはりずしのアレンジやブドウサンショウを使ったおにぎりにも挑戦してみたい」と話す。「子どものころは祖母や母が『おなかがすいたらあかんから』とおにぎりを作ってくれた。就職活動時は自分でおにぎりを作り、会社訪問などを乗り切った。おにぎりは3分もかからず作れるので、忙しい人も自分のためのご飯を作る時間を作ってほしい」とも。

 変形判、256ページ。価格は1,650円。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース