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和歌山城天守閣で天野喜孝さん作品展 和歌山テーマの描き下ろし作品展示も

和歌山城天守閣多門に展示された天野喜孝さんの作品

和歌山城天守閣多門に展示された天野喜孝さんの作品

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 絵画展「Wakayama Winter Fusion -天野喜孝×TOKYO GIRLS COLLECTION-」が現在、和歌山城天守閣(和歌山市一番丁)で開催されている。主催は「東京ガールズコレクション」を運営する「W TOKYO」(東京都渋谷区)。

天野喜孝さんが「TGC和歌山」のために描き下ろしたキービジュアルを使ったフォトスポット

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 同展は、天野喜孝さんが描く108体の天使「CANDY GIRL(キャンディーガール)」とファッションイベント東京ガールズコレクションのコラボ企画。キャンディーガールのほか、TGC和歌山のキービジュアル、和歌山をテーマに描き下ろした作品など約50点を天守閣内に展示する。プロジェクションマッピングやフォトスポットも用意し、物販コーナーでは和歌山の伝統工芸品のニットや漆器とのコラボした商品を販売する。 同展は、訪日外国人観光客を対象にした国土交通省の観光再始動事業に採択されている。

 天野喜孝さんは1952(昭和27)年、静岡市生まれの画家、キャラクターデザイナー。1967(昭和42)年に15歳でアニメーション制作会社「竜の子プロダクション」(現「タツノコプロ」)に入社し、「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」 「昆虫物語 みなしごハッチ」「新造人間 キャシャーン」などのキャラクターを手がけた。1982(昭和57)年に独立、1987(昭和62)年からゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズのロゴやイメージイラストを担当した。

 東京ガールズコレクション実行委員会の辻本優一さんは「天野さんは世界的なアーティスト。会場を訪れた外国人旅行者からも反響があった。キャンディーガールの世界観は、東京ガールズコレクションと親和性が高い。昨年のTGC北九州からキービジュアルを依頼している。東京ガールズコレクションのカルチャーを伝統工芸とアートのコラボを通じ、世界に発信していけたら」と話す。

 和歌山城整備企画課の柳雄介さんは「和歌山城天守閣を活用した過去にない規模感のアート展。天守閣を訪れたことがある人も驚く、すばらしい展示になった。文化財とトレンドの融合を体験してほしい」と呼びかける。

 開催時間は9時~17時30分(最終入場は17時)。2月12日まで。観覧には和歌山城天守閣入場料(大人=410円、小中学生=200円)が必要。

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