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和歌山城の動物園でクマ園長「ベニー」が暑気払い 「スイカパフェ」を堪能

スイカの器を抱えてフルーツにかぶりつくベニー

スイカの器を抱えてフルーツにかぶりつくベニー

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 和歌山公園動物園(和歌山市一番丁)で8月23日、動物の園長「ベニー」にスイカの器にフルーツを盛り合わせたプレゼントが贈られた。

ハートにくりぬいたスイカや星形のサツマイモなどが入った総重量3.7キログラムの「スイカパフェ」

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 ベニーは1994年に来園した推定年齢24歳の雌のツキノワグマ。2015年に行われた第1回動物園長選挙で同園初の「動物の園長」に選ばれた。

 この日は二十四節気の「処暑」に当たり、暑さが落ち着く時期といわれるが、市内は9時には気温30度を超え、15時には最高気温34.6度を記録した。和歌山城整備企画課の中島悠さんは「暑い中、毎日園長として頑張ってくれているベニーに感謝の気持ちを込め、冷やしておいしく食べられるフルーツパフェを用意した」と話す。

 昨年は、直径約30センチの氷の器にバナナやメロン、スイカなど色とりどりの果物を盛り合わせた「アイスフルーツパフェ」を贈った。今年は、中身をくりぬいた直径24センチのスイカの器に、スイカ、メロン、ナシ、モモ、ブドウ、イチジク、サツマイモなどベニーの好きな果物や野菜を盛り合わせた「スイカパフェ」を贈った。

 ベニーは寝室の扉が開くと、「スイカパフェ」を目指して坂道をゆっくり上った。匂いを嗅いで様子をうかがった後、パフェを抱えるようにして果物を食べた。園舎前を通りかかった来園者は「おいしそうだね」と声を掛けたり、パフェを食べる姿を写真に収めようとシャッターを切ったりしていた。

 中島さんは「飼育員さんのアイデアでかわいいパフェを贈ることができた。夢中で食べていたので気に入ってくれたよう。年をとってきて心配ではあるがこれからも元気に過ごしてほしい」と話す。

 開園時間は9時~17時。入園無料。

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