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和歌山・有田川町で節分行事「鬼追いドンド」 イタドリたき上げ無病息災祈る

お尻を向けてドンドの火にあたる住民

お尻を向けてドンドの火にあたる住民

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 節分の伝統行事「鬼追いドンド」が2月3日、有田川町清水地域で行われた。

イワシの尾頭とダイコンを輪切りにしたものを竹串に刺してドンドの火であぶる

 同地域の伝統行事で、節分の夕方にイタドリの枯れ枝を持ち寄り、道のつじでたき上げる。茎が中空で節があり竹に似た構造のイタドリは、燃やすと破裂して爆竹のような大きな音を立てるため、鬼を驚かせて邪気を払うとされている。別名「鬼の口焼き」。

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 ドンドの火で竹串に刺したイワシの頭や尾とダイコンの輪切りをあぶり、ヒイラギの小枝とともに家の門に差しておくと、鬼を追い払い悪事災難が入らないと言い伝えられる。

 食堂「赤玉」(有田川町清水)店主の西林和高さんは「50年以上前から地域の皆さんにドンドの場所を提供している。節分の日にはイタドリの音が鳴りはじめると人が集まってきて、地域をにぎわす行事になっている。今後も続けていきたい」と話す。

 参加した同町の60代女性は「お尻にドンドの火を当てると身体の中の悪いものがあぶり出されて、無病息災の効果があると伝わっている。健康祈願はもちろん、地域のつながりも増すので、心身ともにスッキリする行事だ」と笑顔を見せる。