たこ焼き店「大黒屋」(湯浅町湯浅、TEL 0737-63-4067)が7月12日、オープン40周年を迎えた。
店主の権為(ごんため)朱美さんは同町出身の71歳。販売や事務職を経て、1981(昭和56)年に母・初子さんと共に同店をオープン。開店当初は朱美さんがたこ焼き、初子さんが天ぷらを担当して営業してきたが、現在は朱美さんが一人で切り盛りする。地元で同店は「ごんため」の通称で知られる。
たこ焼きは、ソース味、しょうゆ味、だし味の3種類(12個=400円)。天ぷらは、ジャガイモ、タマゴ、エリンギ、コンニャク、かきあげ(以上90円)、イカ(120円)、エビ(160円)などを用意する。
朱美さんは「40年も営業できているのはお客さんのおかげ。子どもの頃に来てくれたお客さんが、地元を離れても帰省したときに来店してくれ、懐かしい話に花が咲くのがうれしい」と笑顔を見せる。「たこ焼きを食べて元気になってもらえれば」とも。
有田川町の20代女性は「ごんためのたこ焼きは、外がフワフワで中がトロッとしていて、冷めてもおいしく食べられる。朗らかで快活な店主さんの人柄も、お店の魅力のひとつ」と話していた。
営業時間は10時~17時。月曜定休。