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和歌山のジャイアントパンダ「楓浜」単独公開始まる 早速「ひとり暮らし」満喫

希少動物繁殖センター「パンダラブ」での単独公開が始まった「楓浜」

希少動物繁殖センター「パンダラブ」での単独公開が始まった「楓浜」

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 アドベンチャーワールド(白浜町堅田)のジャイアントパンダ「楓浜(ふうひん)」が4月14日、母パンダから「独り立ち」し、希少動物繁殖センター「パンダラブ」で単独公開された。

姉パンダの「桜浜」「桃浜」「結浜」「彩浜」の名前をモチーフにした4つの氷をプレゼントされた末っ子パンダの「楓浜」

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 楓浜は、父パンダ「永明(えいめい)」と母パンダ「良浜(らうひん)」の間に生まれた同園17頭目のパンダで、性別は雌。出生時の体重は157グラム、全長は20.5センチ。14日現在、体重46.3キロ、全長110センチまで成長した。永久歯もほぼ生えそろい、1日に約2キロの竹を食べるようになった。

 ジャイアントパンダは群れを作らず単独で生活する動物で、野生でも1、2歳で母の元を離れ1頭で暮らすようになる。楓浜は2月下旬から段階的に親子で過ごす時間を減らし、独り立ちに向けて準備を進めてきた。11日に良浜との親子での公開が終わり、12日にブリーディングセンターからパンダラブへ引っ越した。

 単独公開初日は、姉パンダの「桜浜(おうひん)」「桃浜(とうひん)」「結浜(ゆいひん)」「彩浜(さいひん)」の名前をモチーフにした4つの氷とタイヤの遊具が楓浜にプレゼントされた。楓浜は屋外運動場に出ると氷やタイヤで遊んだり、池で水浴びをしたりと「ひとり暮らし」を満喫した。

 飼育スタッフの吉田倫子さんは「独り立ちに向けて休園日を利用し、パンダラブで暮らす練習を重ねてきたので、引っ越し後も落ち着いた様子。ほかのパンダに比べてさっぱりした性格でひとり遊びも好き。独立心も強いので安心して見守っている」と話す。「これから竹を食べる量が増え、どんどん大人らしくなっていくので、成長を見逃さないで」とも。

 公開時間は10時~16時。

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