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和歌山・有田中央高校で「ありだがわ楽市」開催へ 6カ所で花火打ち上げ

(左から)来場を呼びかける藪田さんと岩本実行委員長

(左から)来場を呼びかける藪田さんと岩本実行委員長

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 「ありだがわ楽市」が11月20日、和歌山県立有田中央高校(有田川町下津野)で開催される。

「紀州煙火」が手がけた「有田川町どんどんまつり」の打ち上げ花火(2019年撮影)

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 1998(平成10)年から2019(平成31)年まで22回開催した「有田川町どんどんまつり」に代わる地域の新たな呼び物として企画した同イベント。60以上の事業者や団体が飲食ブースや体験コーナーを設ける。ステージでは同校吹奏楽部や有田川町吹奏楽団の演奏、和太鼓、ダンスなどを披露するほか、同校主催の「第114回ミカンだけの品評会」も開催。前日から文化協会吉備支部が絵画や俳句、生け花などを展示するほか、県下唯一の花火製造会社「紀州煙火」(西丹生図)が町内6カ所で予告花火を打ち上げる。

 予告花火の打ち上げ場所は、あらぎ島(清水)、金屋大橋(金屋)、田殿丹生神社(出)、田殿橋(長田)、花の里河川公園(庄)周辺の計6カ所。同社社長の藪田さゆりさんによると、6カ所同時打ち上げは和歌山県内初の試みという。打ち上げ場所は、2020年の全国一斉打ち上で3カ所からの打ち上げに成功した実績を生かし決めた。

 藪田社長は「花火の打ち上げ場所を分散させることで、人の密集を避け、渋滞を緩和するほか、申請を簡略化できるメリットもある。有田川町は花火大会の多い街なので、どんどんまつりが中止になり、地域の人からさみしいという声があった。どんな花火になるかは見てのお楽しみ。自分なりのお気に入りの場所から眺めてほしい」と呼びかける。

 実行委員長を務める有田川町商工会長の岩本行弘さんは「コロナ禍でどんどんまつりが中止になった3年間で改めてイベントの在り方を見つめ直した。地元にどんな企業やいい物があるのか、若い世代だけでなく、親の世代も知らない人が多い。地元高校の品評会とコラボすることで高校生たちにも参加してもらう地域のイベントにしていきたい。農業や観光、工業、飲食などさまざまな企業・団体が協力してくれるので楽しい一日になれば」と話す。

 開催時間は10時~15時。小雨決行。予告花火は19日19時から5分程度、雨天延期。

 ※展示内容を修正しました(2022年11月16日0時0分)。

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