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和歌山・本町公園で「Kisssh-Kissssssh映画祭」 たき火席やこたつ席も

Kisssh-Kissssssh映画祭2020の様子

Kisssh-Kissssssh映画祭2020の様子

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 「Kisssh-Kissssssh(きしゅーきしゅー)映画祭2021」が11月13日~14日、本町公園(和歌山市北桶屋町)で開催される。

未完の映画「熊楠-KUMAGUSU-」(山本政志監督)

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 同映画祭は、2013(平成25)年9月から開催。例年は2~3日の会期中に、複数の会場でさまざまな作品を上映していたが、昨年は新型コロナウイルス感染予防のため規模を縮小し、複数回に分けて開催した。今年は「第36回国民文化祭 きのくに和歌山文化祭2021」のプログラムの1つとして開催。

 特設野外スクリーン上映は、芝生広場に大型スクリーンを設置し、こたつ、ストーブ、たき火をするなど自由なスタイルで観賞する。

 13日は、全国から集まった約115の応募作品の中から審査で選んだ「インディペンデント映画」5作品を上映し、観客の投票によりグランプリ、最優秀主演賞、最優秀助演賞を決定。特設野外スクリーンで上映を行い、監督、製作者によるトークショーを行う。続いて、町田町蔵さん、渡辺哲さん出演の未完の映画「熊楠-KUMAGUSU-」、第63回全国高等学校演劇大会で文部科学大臣賞を受賞し、全国の高校で上演され続けている兵庫県立東播磨高校演劇部の名作戯曲を映画化した「アルプススタンドのはしの方」の2作品を上映する。

 14日はコンペティショングランプリ作品、製作期間7年以上、作画枚数4万枚超、71分をすべて手描きしたアニメーション映画「音楽」、バス運転手パターソンの何気ない日常を切り取った人間ドラマ「パターソン」の3作品を上映する。

 「オンライン配信&オンラインライブツアー」では、コンペティション5作品と実行委員会が選んだインディペンデント映画10作品の特別上映、映画祭に訪れた気分を味わうために和歌山市内を巡る動画配信を行う。

 実行委員長の小川貴央さんは「県外のファンも多く、ウィズコロナのイベントの楽しみ方として、コンペティション作品や野外上映作品のオンライン上映を初めて取り入れた。どれもなかなか見ることができない面白い作品ばかりなので楽しんでほしい」と話す。「Kisssh-Kissssssh映画祭は体験を大切にしている。たき火や外でこたつに入って映画鑑賞など、この映画祭でしか味わえない非日常を楽しんでもらえれば。寒さが予想されるので防寒はしっかりと」と呼び掛ける。

 野外上映は16時30分開場、17時上映開始。当日チケット料金は、フリー席=1,500円、指定席(こたつ席、ストーブあったか席、たき火あったか席)=2,000円。雨天時は20日・21日に延期。

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