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和歌山大の学生考案の部活手帳「部log」、「伊藤手帳」が商品化

(左から)「めもりぃむ」の大木さん、山本さん、蓑田さん、上田さん、伊藤手帳の伊藤社長

(左から)「めもりぃむ」の大木さん、山本さん、蓑田さん、上田さん、伊藤手帳の伊藤社長

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 和歌山大学(和歌山市栄谷)観光学部佐野ゼミの学生4人グループ「めもりぃむ」が考案した部活手帳「部log(ぶろぐ)」が4月23日、伊藤手帳(名古屋市)から発売された。

和歌山大学生が考案した、上下2段に分かれた部活動を行う学生のための手帳「部log」

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 部活動を行う学生が抱える課題解決のために考案した部活動特化手帳。目標達成のためにモチベーションを高めるページや2年分の月間予定表などを備えたノートと、目標達成のためのプロセスやその日の出来事、連絡先、よく使う会場を記録するページなどを備えたノートの2冊を、縦23.5センチ、横16センチのプラスチック製カバーに上下にセットして使う。

 めもりぃむのメンバーは、いずれも4年の上田百葉さん、大木美礼亜さん、蓑田悠翔さん、山本萌永さん。昨年10月、企業が提示したテーマで商品化の企画を競う大学ゼミ対抗インターカレッジ「Student Innovation College(Sカレ)2023」に出場し、「デジタル化時代に必要な手帳」をテーマに同手帳を考案した。

 4月23日に同大栄谷キャンパスで商品完成発表会が開かれ、商品を初めて見た上田さんたちは喜びの声を上げた。発表会に参加した学生たちは「就活にも使えそう」「日記や趣味の記録にも良さそう」などと話す。

 伊藤手帳の伊藤亮仁社長は「われわれには思い付かなかった部活動に取り組む学生をターゲットにした新規性に加え、上下分離型という機能性がとても良かった。メンバーから商品に対する熱意が伝わり、商品化を決めた」と話す。「学生時代に野球部に所属し、部活ノートを使っていたことを思い出した。時代が変わっても、モチベーションの維持など、大切なことは変わらない。全国で部活を頑張る学生たちを支えるものになれば」とも。

 上田さんは「実際の商品を見て感動した。自分たちの経験から、部活動で手帳を使って管理したいことを詰め込んだ。アイデアが形になり、全国の人の手に届くことがうれしい」と話す。「受験勉強や就活など、目標のあるものに向いている。手にした皆さんのアイデアで、目標を実現するために活用してもらえたら」とも。

 価格は、ノート=880円、専用カバーセット=1,980円。和歌山大学生協のほか、伊藤手帳オンラインショップなどで販売する。

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