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和歌山・「平和酒造」で酒米の田植え体験 副原料の種まきや蔵見学も

酒米「山田錦」の苗を植える参加者たち

酒米「山田錦」の苗を植える参加者たち

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 酒米の田植え体験が6月2日、海南市の「平和酒造」(海南市溝ノ口、TEL 073-487-0189)で開催された。

蔵内で日本酒の利き酒を行う様子

 1928(昭和3)年に創業し、「紀土」など日本酒が20種、梅酒「鶴梅」5種、ビール「平和クラフト」5種、リキュール5種などを製造している同社。

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 当日は約250人が参加し、敷地内の水田に横一列に並び酒米「山田錦」の苗を植えたほか、畑でカボチャやコリアンダーの苗や種ショウガの植え付けを体験した。約50基のホーロータンクを備えた蔵の見学や利き酒、数種類の麦芽の食べ比べ、ホップの嗅ぎ比べ、バーべーキューなどを楽しんだ。そのほか、ジェラート店「キミノーカ」(紀美野町三尾川)のジェラートの試食やプロ三味線奏者・山影匡瑠さんの演奏が披露され、参加者らを楽しませた。

 4代目社長の山本典正さんは「米作りが一人でできないように、酒造りも一人では成り立たない。酒がお客さまの手元に届くまでの第一歩を体験してもらおうと、13年前から行っている」と話す。「伝統を守りながら、地道な作業に取り組んでおいしい酒ができる。若い社員のチームワークを生かしてよりいい酒を造り、平和酒造をもっと身近に感じていただけたら」とも。

 東京から夫婦で参加したニューヨーク出身の男性は「去年このイベントを知ってからずっと参加したかった。佐渡(新潟県)で一週間酒造り体験をしたことがあるので、今回は日本酒の材料の米の田植えを経験したかった。お気に入りは『紀土 あがら』の純米大吟醸」と笑顔を見せる。

 秋には稲刈り体験を行い、収穫した「山田錦」は日本酒「紀土 あがら」の仕込みに使う。

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