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和歌山のパン店「カワ」が40周年 毎月5種類以上の新商品開発を継続

川良弘社長(中央)と川ともりさん(右から2人目)

川良弘社長(中央)と川ともりさん(右から2人目)

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 パンや洋菓子の販売を手掛ける「カワ」(広川町広)が11月、40周年を迎えた。

パンを試作する川良弘社長

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 社長の川良弘さんが1981(昭和56)年11月、湯浅町に「ヨーロッパのお菓子とパンの店 欧風菓子カワ」1号店をオープン。現在は、パン店18店舗、カフェ3店舗、飲食店9店舗を展開する。

 川さんは洋菓子店とパン店で合わせて5年間修業を積み独立。現在も自ら商品開発に取り組む。開発のコンセプトは、和歌山では朝食に茶がゆを食べることから喉越しのよい「飲み物がなくても食べられるリッチなパン」。多いときには1日1万個が売れる同社の看板商品「生クリームサンド」も川さんが開発した。コーヒー風味のパンにいちごジャムを塗り生クリームを挟む。

 メロンパンやカレーパンなどは創業当時から改良を重ね、現在も売り上げの上位に入るという。「毎月発見を提供し続けたい」と毎月5種類から10種類の新商品をリリースし続ける。

 同社企画部の川ともりさんは「40年の時代が移りゆく中で、トレンドとニーズを取り込んで挑戦してきた部分と、カワらしさを妥協せず守ってきた部分があり、2つのバランスを大切にしている。売れ筋の商品もお客さまの声を真剣に受け止め、改良を重ねている」と話す。「50周年に向け、地域やお客さまから次の10年も支持されるような妥協のない商品作りを継続し、カワのスピリット『おいしさに実直』を実践できる社員の育成にも注力していきたい」と力を込める。

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