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和歌山・海南で芹澤いづみさんの刺しゅう作品展 ワークショップや実演も

刺しゅう作品を手にする芹澤いづみさん

刺しゅう作品を手にする芹澤いづみさん

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 和歌山市や岩出市で刺しゅう教室「手刺繍(しゅう)Fika(フィーカ)」を主宰する芹澤いづみさんの作品展が11月23日、古書店「OLD FACTORY BOOKS(オールドファクトリーブックス)」(海南市船尾)で始まる。

芹澤さんの刺しゅう作品

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 同展では、刺しゅう作品に加え、刺しゅうに使う針やはさみ、糸などを展示。道具の使い方や選び方も解説し、刺しゅうの楽しみを紹介する。26日には刺しゅうを学ぶワークショップを開催するほか、27日にはアルファベットの中から好きな文字を選んで芹澤さんにリクエストするライブ手刺しゅうを行う。

 芹澤さんは、10年ほど前に体調を崩したことをきっかけに、体を動かさなくてもできる趣味を持ちたいと刺しゅうを始めた。日本手芸普及協会の講座でさまざまな国や地域の技法を学び、2016(平成28)年に同教室を始めた。教室名はスウェーデン語でコーヒーブレークなどの休憩時間のこと。

 同教室には、子どもと大人のクラスがあり、幼稚園児から60代までが通う。草花や生活の道具、季節のモチーフなどを題材に、新しいステッチの習得を目指す。自宅で楽しめる趣味として、コロナ禍で若い世代の生徒も増えているという。

 芹澤さんは「手芸の中でも衣類を作る裁縫や編み物などと異なり、刺しゅうは豊かな表現を可能にするアート。コツを知ればぐっと上達する。作品を見てもらい、刺しゅうに興味を持ってもらえたら」と話す。「刺しゅうは時間や場所を選ばず、いつでもどこでもできる。介護や育児の合間の息抜きにもなる。難しいステッチは自分のできるステッチに置き換え、ひとまず完成できることも魅力。忙しい1日の終わりに針を持つと落ち着く感覚を知ってもらいたい」とも。

 展示時間は、11月23日、25日~27日、12月2日~3日=10時~17時、金曜=16時~21時。入場無料。

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