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和歌山・湯浅の文化財地区に古民家宿泊施設「千山庵」 地元商社が新業態

「千山庵」を運営する「とち亀物産」社長の上野真歳さん

「千山庵」を運営する「とち亀物産」社長の上野真歳さん

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 和歌山・湯浅町の重要伝統的建造物保存地区内に9月28日、古民家一棟貸しの宿泊施設「千山庵」(有田郡湯浅町湯浅、TEL 050-5239-5721)がオープンした。運営は「とち亀物産」(同町)。

きたまち101棟内観

 同施設は江戸末期から明治初期に建てられたといわれる築150年を超える二棟の古民家。昔ながらの湯浅の暮らしを体験できる宿泊施設として整備した。施設名は、江戸期にミカンを運ぶなどの海運業で財をなした湯浅出身の商人「紀伊国屋文左衛門」の俳号「千山」にちなんだ。

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 建物の一部は、無垢(むく)材のフローリングのベッドルームや浴室、庭に改装し、宿泊施設に生まれ変わった。床面積は東棟(千山庵きたまち101)=95.33平方メートル、西棟(千山庵きたまち102)=73.78平方メートル。

 しょうゆ発祥の地として知られる同町の、白壁土蔵や格子戸、虫籠窓などの家並みが残る東西約400メートル、南北約280メートルの一帯は、2006年に文化庁の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されており、同町では昨年から、空き家を活用する事業者を公募していた。

 「とち亀物産」は明治40年代に回船問屋および水産加工業者として創業。その後、鮮魚販売や食品卸業などに業態変更し、現在はインターネット通販「紀伊国屋文左衛門本舗」などを運営している。

 社長の上野真歳さんは「自分も古民家を1棟持っているので、全国の古民家活用事例を視察して勉強していた。湯浅町から古民家活用の話があり、町のために頑張ろうと『千山庵』の運営を決心した」と話す。「毎日忙しい人に、静かでゆったりとした時間を楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。

 宿泊料金は、きたまち101棟=3万6,000円~、きたまち102棟=3万2,000円~(平日、2人利用の場合)。

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