プロバスケットボールチーム「和歌山トライアンズ」が4月26日・27日、ノーリツアリーナ和歌山（和歌山市梅原）でNBL（ナショナルバスケットボールリーグ）西地区の優勝を懸けて「アイシンシーホース三河」と対戦する。

和歌山トライアンズのホームコート「ノーリツアリーナ和歌山」

　同チームは現在、NBLの西地区6チームで構成される「ウェスタンカンファレンス」の2位。5月3日から東西の上位3チームで競うプレーオフへの出場が決定している。今週末、1位のアイシンシーホースと直接対決し、連勝すればレギュラーシーズン1位に逆転する大事な一戦だ。

　今シーズンの対戦成績は4敗で勝ちなし。厳しい戦いとなることが予想されるが、注目の一戦にファンの期待は高まり、27日のチケットは完売に近い状態。26日も残り少なくなってきているという。

　「ノーリツアリーナ和歌山では初となる満席での試合となりそう。まずは26日の試合に勝つことが重要」と同チーム企画広報部の森太郎さん。2000人以上のファンが集まる大一番になる見通しだ。

　今シーズンで引退を発表した初代キャプテンの永山誠選手（36）にとっても最後のホームゲーム。同チームの前身となった松下電器パナソニックスーパーカンガルーズに入団以降14年間チームをけん引し、ファンから「ミスタートライアンズ」と呼ばれている。今月4日、今シーズン限りで現役を引退することを発表した。

　「どんな内容でも、アイシン三河にとにかく勝ちたい。そのためにはタフなディフェンスで、失点をなるべく少なく抑えたい」とヘッドコーチのジェリコ・パブリセビッチさん。「 トライアンズブースターの声援がとても重要。会場で熱い応援をお願いしたい」とファンへメッセージを送る。

　試合開始は26日18時、27日15時。NBLの有料公式動画配信サービス「NBLTV」でライブ配信する。