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紀の川市のイチゴ農園がテイクアウトカフェ営業 まりひめなど9種栽培

(左から)「いわつるfam.」を経営する岩鶴妃紗さん・和昭さん夫妻

(左から)「いわつるfam.」を経営する岩鶴妃紗さん・和昭さん夫妻

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 イチゴ農園「Strawberry Garden(ストロベリーガーデン)いわつるfam.(ファム)」(紀の川市赤尾)が10月14日、テイクアウトカフェ営業を始めた。

イチゴ12粒を使った「12粒ふらっぺ」

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 岩鶴和昭さん・妃紗さん夫妻が経営する同農園。妃紗さんの祖父の代から約75年続く農園を、20年ほど前にイチゴ中心に切り替え、和歌山県オリジナル品種「まりひめ」を出荷する。今年は新たに「紀の香」「章姫」「紅ほっぺ」「よつぼし」「ロイヤルクイーン」「かおり野」「おいCベリー」「スターナイト」を加え、全9種を栽培する。調理場と物販スペース、トイレなどを備えた15坪の建物と駐車場を整備し、テイクアウト専門のカフェ営業を始めた。

 メニューは、「12粒ふらっぺ」「いちご、けずっちゃった。」(以上650円)、「ぼてもこそふと」(たっぷりいちご=450円、ミックス=400円、ミルク=350円)など。

 妃紗さんは「当園のイチゴのおいしさを知ってもらいたくて、観光農園や直売所の営業に先立ち、カフェをオープンした。イチゴは食べた人を笑顔にし、幸せな気持ちにさせる果物。この冬からイチゴ狩りも始めるので、カフェ営業日を増やしたり、イチゴを使ったスイーツ作り体験などを企画したりして、来園者が1日楽しめるイチゴのテーマパークにしていきたい」と意気込む。

 和昭さんは「イチゴに特化したメニューで、今後はパフェや温かい商品も提供できれば。ジャムなどの加工品販売やイチゴの直売も充実させたい。ほかにも紀の川市産果物のドライフルーツの加工品の販売など、地域全体が元気になることに取り組みたい」と話す。

 営業日は、土曜・日曜・祝日。営業時間は11時~17時。

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