和歌山経済新聞

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和歌山・友ヶ島灯台が「恋する灯台」に認定 市役所で認定証授与

認定証を手にする尾花正啓市長(左)と波房克典日本ロマンチスト協会会長

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 日本ロマンチスト協会(長崎県雲仙市)は12月12日、友ヶ島灯台(和歌山市加太)と和歌山市を、「恋する灯台」と「恋する灯台のまち」として認定し、和歌山市役所を表敬訪問した。

灯台のある友ヶ島

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 同協会と日本財団(東京都港区)が共同実施する「恋する灯台プロジェクト」は、地域文化や歴史の再認識と海への関心を高めるため、7月12日に全国に約3000台の灯台から21台を「恋する灯台」に認定した。同財団や総合海洋政策本部、国土交通省などが海の環境を考え未来へ引き継ぐために推進する「海と日本プロジェクト」の一環。

 フランス語やスペイン語で「灯台」の語源となった「PHAROS」にちなみ、PLACE(場所)=非日常感、HISTORY(歴史)=物語感、ACCESS(道のり)=到達感、ROMANCE(ロマンティック)=創造感、OCEAN VIEW(景観)=最果て感、SHAPE(形)=造形美感、の6項目を選定基準とした。

 同協会会長の波房克典さんは「友ヶ島灯台は無人島という最果て感や、アニメ映画『天空の城ラピュタ』のような雰囲気がロマンチック。灯台に立つと孤独感が引き立ち、恋人たちだけの世界になる。アニメコスプレイヤーが集まるサブカルチャーの発信地としても面白い。建物としては、明治時代に英国人リチャード・ヘンリー・ブラントンさんが作った歴史的側面と、西洋的な美しさが魅力」と話す。

 今後、「2人の仲が深まる」をテーマにした観光パンフレットを作成する。

 「わざわざ船に乗って無人島にいく道のりが、2人の距離を縮める。離島の寒さは、手をつなぎたくなるシチュエーション。遠近法で、灯台をキャンドルに見立てて撮影するのもいい。ピクニックもできるのでデートにお勧め」と波房さん。

 友ヶ島へは友ヶ島汽船で約20分。乗船料金は、大人往復=2,000円、小人往復=1,000円。運行は3月1日~11月30日は1日4便で火曜・水曜運休。12月1日~2月末日は土曜・日曜・祝日のみの運行で1日2便(12月29日~1月3日除く)。

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