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和歌山・白浜で「謎の岩」名称募集 「三段壁洞窟」開業50周年記念で

台風後に現れた「謎の岩」

台風後に現れた「謎の岩」

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 観光施設運営会社「三段壁洞窟」(西牟婁郡白浜町、TEL0739-42-4495)が現在、三段壁の崖の上に現れた「謎の岩」の名前を募集している。

白浜・三段壁に現れた「謎の岩」の撮影をする人々

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 三段壁は吉野熊野国立公園内の「円月島(高嶋)・千畳敷・三段壁」の名称で国の名勝に指定される、高さ50~60メートル、約2キロ続く断崖。展望台を設け、南紀の海景を見渡せる観光名所になっている。

 観光施設「三段壁洞窟」は1971(昭和46)年1月2日に開業。熊野水軍が船を隠した伝説が残る、地下36メートルにある洞窟にエレベーターを通し、洞窟内を探索できるよう整備する。

 「謎の岩」は2018(平成30)年9月の台風21号の通過後現れた。大きさは幅4.2メートル、奥行き1メートル、高さ1.2メートル。同施設は当日は休業したため、翌日、前日までなかった岩が現れていることに社員が気付いた。岩場から転がってきたのか、波で打ち上げられたのかなど出どころは不明で、不思議に思っていたという。

 同社は2021年に50周年を迎えたが、感染症拡大防止のため、大々的な記念イベントができない中、なんとか盛り上げられないかと社員が知恵をしぼり、「謎の岩」に名前をつけてもらおうと、名称の募集を開始した。

 同社の栗山椋さんは「募集を始め、『謎の岩はどこですか』と尋ねてくる人もいる。現在200近い応募があり、反響が大きく社員一同喜んでいる」と話す。「洞窟は冬場なら真正面に夕陽が見える。海が荒れる日は迫力があったり、干潮と満潮で1メートルの潮位の差があったりと毎日違う景色を楽しめる。謎の岩と共に洞窟にも立ち寄ってもらえれば」とも。

 応募方法は現地の応募用紙のほか、インスタグラムで受け付ける。応募は一人一回。4月5日まで。

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