「アドベンチャーワールド」(白浜町堅田)で飼育するコウテイペンギンの命名式が8月31日、同園で行われた。
命名イベントで発表に使われたパネルと「よよちゃん」を撮影する来園者
同園では、4月に絶滅危惧種に指定されたコウテイペンギンの生命から地球の未来を考えるプロジェクト「38℃ MIRACLE Project(ミラクルプロジェクト)」をスタート。第1弾企画として6月から2カ月間にわたって飼育するコウテイペンギン19羽の名前を公募し、3万7503件を集めた。
決まった名前は、8月13日から毎日開催してきた命名イベントで1羽分ずつ発表。最終日の31日には展示場で、2025年9月30日に誕生した雌で個体識別番号E044の名前「よよちゃん」を発表した。飼育スタッフがE044の後ろで名前の書かれたパネルを開いて発表すると館内の来園者から、「よよちゃん」と名前を呼ぶ声が上がったり大きな拍手が湧いたりした。イベントの模様は動画配信サイトでライブ配信され、名前が発表されると「かわいい」「うれしい」「あらためてよよちゃんよろしく」「おめでとうよよちゃん」などとコメント欄が喜びと祝福であふれた。
同園によると「よよちゃん」という名前はもともと、個体識別番号044の語呂合わせからファンの間で愛称として広まったという。E044への応募では最多を集めた。
「よよちゃん」に投票したという東京から訪れた来園者は「愛称が正式な名前になってうれしい。今日も元気に動き回っている姿を見られてよかった。これからも元気いっぱい育ってほしい」と話す。
飼育スタッフの大森美穂さんは「スタッフは普段、ペンギンを識別番号で呼ぶことが多いため、名前を募集した際に、来園者がペンギンたちをどう見ているか知ることができた。今回のイベントがペンギンに少しでも興味を持つきっかけになっていれば」と話す。「間もなく1歳を迎えるよよちゃんはまだ子どもの姿だが、冬ごろから成鳥と同じような模様に羽根が生え変わっていく。成長する過程はもちろん、今しか見られない貴重な姿にも注目してもらいたい」とも。