「『サマータイムレンダ×和歌山県』オリジナルフレーム切手」の販売が8月15日、和歌山県内の郵便局で始まった。

郵便局窓口で購入すると進呈されるポストカード

　和歌山市出身の漫画家・田中靖規さんの同名マンガが原作の「サマータイムレンダ」は、和歌山市の友ヶ島をモデルにした架空の島「日都ヶ島（ひとがしま）」を舞台に起こる事件を描いたSFサスペンスアニメ。ヒロイン「小舟潮」は3月から、和歌山市アニメ観光大使として観光PRに起用されている。

　フレーム切手は、好みの写真を切手印面の枠内に印刷する日本郵便のサービス。切手には、主人公の網代慎平や小舟潮、小舟澪などのキャラクターが友ヶ島や和歌山城、白良浜、橋杭岩、高野山、熊野古道などの観光スポット前に立つイラストが描かれている。価格は、シール式84円切手10枚を収めた1シートで1,470円。販売部数は1400シート。

　和歌山市内の郵便局では12日から先行販売を始めた。県内の全郵便局262局と関西地区の5つの中央郵便局や郵便局のホームページで販売する。郵便局窓口で購入すると、1シートにつき1枚、小舟潮と片男波海岸を描いたポストカードを進呈する。

　日本郵便近畿支社広報担当者は「和歌山中央郵便局では用意した100部が初日に売り切れるなど、売れ行きは好調。13日、14日に東京ビッグサイトで開かれた『コミックマーケット100』での販売も好評だった」と話す。

　和歌山加納郵便局の西岡久生局長は「和歌山県や和歌山市の協力で、県全体を盛り上げる取り組みとして制作した。今回のフレーム切手を通じ、たくさんの人に和歌山に触れていただくきっかけになれば」と話す。